だれかに話したくなる本の話

ブーム沸騰中「大人向けぬりえ」の緻密すぎる線画は誰が描いている?

『ぬりえ花言葉・花図鑑』(ユーキャン刊)

はみださないように…、お手本通りきれいにしあがるように…。
息をつめて絵に意識を100%そそぐうちに、気がつくとあれ、夕方?

色をぬる、ただそれだけ。すごくシンプルなのに「はまる」人続出のぬりえ。ぬっている間の没入感、ぬりあがったときの達成感、そして、集中して作業したあとに感じる心地よい疲労感が「いいストレス解消になる」と根強い人気ですが、コロナ禍で増えたおうち時間を有意に過ごすアイテムとして、今やそのクオリティは芸術の域にまで進化しているようです。そんな「大人向けのぬりえ」は線画(色をぬる前の線だけの画)も繊細で緻密。いったいどんな人が、どうやって描いているだろう…。気になったので、取材してみました。

ぬりえ花言葉・花図鑑

ぬりえ花言葉・花図鑑

<塗るだけで心はなやぐ>
本格ボタニカルアートをぬりえで手軽に体験できる1冊です。

この本は、小社刊好評書『ちいさな花言葉・花図鑑』にたびたび寄せられる「絵を描く見本にしたいのですが…」というお声をヒントに企画されました。

<眺めるだけで心がうるおう>美しい構図の花々と、花言葉を中心に広がる<ささやかだけど愛しい>世界観はそのままに、1点1点描き起こし、ボタニカルアート風な紙面のぬりえに仕上げています。