だれかに話したくなる本の話

古代史の在野研究者が推察する「大和朝廷の成立と邪馬台国の関係」

『邪馬臺国と神武天皇』(幻冬舎刊)

古代日本ではどのようなことが起きていたのか。 文献や資料がほとんどないからこそ、私たちの興味をかきたて、そして様々な議論や思索をもたらしてくれる。

730ページに及ぶ『邪馬臺国と神武天皇』(幻冬舎刊)は、日本の古代史を巡る考察を経て、「神武天皇」の正体と「邪馬台国」との関係について解き明かしていく一冊だ。
本書の著者である牧尾一彦氏へのインタビュー後編では、邪馬台国と「邪馬台国連合」をはじめ、日本古代史の深部に潜り込んでいく。

邪馬臺国と神武天皇

邪馬臺国と神武天皇

人間とは何者なのか、私たちはどう生きるべきなのか――

女王・卑弥呼が治めた国「邪馬臺国」と伝説上の王「神武天皇」。
この二つは極めて綿密な関係によって結ばれていた。
母系制から父系制への転換と、戦争との深い関係性とは。
人間の真の幸福とは…。
日本古代史をひも解くことで、人間の本質に迫る。