だれかに話したくなる本の話

泉谷しげる「バカヤローキャラ」の原点

『キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを』(泉谷しげる著、幻冬舎刊)

これからの時代、最も大切なのは「生き抜くチカラ」。どこででも生きていける知恵とチカラ。そのためにも、生き抜くチカラを持ったキャラを作り上げなければいけない。そう述べるのは、シンガーソングライター・俳優の泉谷しげる氏だ。

二言目には「バカヤロー!」が口を衝いて出るバカヤローキャラ、暴れん坊キャラで70歳を超えるまでやってきた。今でも仕事を続けることができている泉谷しげる氏。

そんな泉谷氏が生きることが困難な時代だからこそ、「キャラで生き抜け!」という生き方を紹介するのが、『キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを』(泉谷しげる著、幻冬舎刊)だ。

キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを

キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを

二言目には「バカヤロー!」が口を衝く、「強烈にして無比」なキャラクターでやってきたミュージシャンも、74歳。本当は臆病で小心者だけど、孫悟空に憧れて、暴れん坊キャラで生き抜いてきた。根拠なき自信は強い。「バカヤロー」キャラは男の兵法。自信を持って臆病キャラに徹する。「悟れ」ではなく「悟るな」。こずるく図々しく生きて構わない。偽善で何が悪い。生きることが困難な時代だからこそ、「キャラで生き抜け!」と叱咤激励。