だれかに話したくなる本の話

上司と二人で出張。会話に困ったときの話の仕方とは?

上司と2人でタクシーに乗ったときの会話に困る。
大勢の飲み会の席で上手く会話に入れない。

口下手を自覚していてしゃべるのが苦手という人は、こういったシチュエーションで困った経験があるのではないか。では、どうすればそうした状況を乗り越えられるのか。

口下手でも、きちんと相手に伝える力である「会話力」を身につければ、うまくしゃべれるようになる。
『しゃべらない「会話力」入門』(渡瀬謙著、永岡書店刊)は、サイレントセールストレーナーの著者が、会話が盛り上がる話の聞き方やリアクション、パーティやスピーチなど「こんなときどうする?」といったシチュエーション別の会話術など、内気な性格やあがり症の人でも無理にしゃべらずにコミュニケーションをとる方法を紹介する一冊だ。

■上司と2人で移動。どんなことを話せばいい?

会話の基本は、まず相手を中心に考えることだ。

会話に悩んでいる人は「どうしたら上手にしゃべれるのか」「どんな話題なら盛り上がるか」「どういう話し方をすれば会話が続くのか」といったように、「自分主導でやらないといけない」と考えがち。だが、そうではなく「どうしたら相手がしゃべってくれるのか」「どんな話題なら話してくれるのか」「どういう聞き方をすれば相手が話しやすいか」などと、すべて相手を意識することが重要だ。

では、具体的にどうすればいいのか。
上司と2人きりでタクシーに乗って仕事先に行く場面。運転手さんとの雑談でその場をやり過ごしてもいいが、ここでは上司との会話を前提にする。
タクシーでは、打ち合わせルームのような使い方をしてみよう。このあとの予定や段取りのすり合わせに当てるなど、これから先のイメージを共有しておけば、ミスも減らすことができるだろう。

では、タクシーではなく新幹線で出張に行く場合はどうか。このような状況は、親しくなる絶好の機会と捉えよう。
「ところで部長が入社した頃は、うちの会社はどんな感じだったんですか?」と最初は過去の質問から入ると、相手も答えやすく、相手に対する興味を示すこともできるという。話題も、会社や部署のことから始めると、上司や会社のことをもっと知りたいという姿勢をアピールできるため、印象もアップし、相手も親身になって話してくれる。
乗り物に誰かと一緒に乗るときは、あらかじめどんな話をするのかを頭の中で整理しておくといい。

 ◇

話し方だけでなく聞き方とセットで考えるのが会話だ。上手に話すだけでなく、相手への思いやりを持ち、相手に伝える会話力を本書から身につけてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

しゃべらない「会話力」入門

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難しいことをしなくても、コミュ力そのものを底上げできる知識が満載の一冊。

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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