だれかに話したくなる本の話

日本の食卓に欠かせない「ごはん」ができるまでの膨大な「手間ひま」

日本の食卓に欠かせない「ごはん」ができるまでの膨大な「手間ひま」(*画像はイメージです)

毎日口に入れる食べものは生きものであり、「いのち」を頂いている。ただ、食卓の上で茶碗に盛られているご飯を食べているときに、「食べもの=生きもの」ではなく、目の前に並んでいるのは、食べるものと感じるものだろう。

現代社会で「農業」を「農業は食料を生産する重要な産業である」と説明することが多い。「農業」を「工業」に、「食料」を「製品」に置き換えても通じるし、農業と工業に違いもないように思えてくる。けれど、工業的な食糧生産という捉え方は、あまりにも人間中心の視点に偏っている。では、「農」とは何なのか。

農はいのちをつなぐ

農はいのちをつなぐ

生きものの「いのち」と私たちの「いのち」はつながっている。そのつながりをを支える「農」という営みとは何かを、たくさんの生きものが行きかういのちの交差点・田んぼから、じっくりと考える.現代の農が抱える問題とともに,人間が多くのいのちに育まれて生きている、そんなあたりまえのことに気づかされる1冊.

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