だれかに話したくなる本の話

「猫マッサージ」で猫と和解せよ

提供: 新刊JP編集部

自称、新刊JP編集部一の猫好き、ハチマルです。
可愛いですよね、猫。
 

 
撫でていると幸せな気分になるのですが、ふと思うのです。
これって猫サイドはどう思ってるんだろう。お付き合いで喉を鳴らしてくれているだけで、「本当はちょっとイイ所を外してんだよなぁ、まぁでも、所詮人間なんてこんなもんか。ゴロゴロ…」なんて思われてはいないだろうか。
 

 
猫と接するとき人は猫の下僕になると言いますが、もし本当に下僕であるならば主人に心から喜んでいただけるよう、精進すべきではないでしょうか。
 
と、いう訳でこんな本を買いました。
 

 
『癒し・癒される 猫マッサージ』( 石野孝・相澤まな著、実業之日本社刊)
 
本書によれば、猫にも人間と同じようなツボがあるのだとか。
 
ところで、ここまで「猫好き」を自称しておきながら、筆者は猫を飼っていません。
困った、これでは記事にできないぞ。
途方にくれていると…
 

 
いた!!!!!!!!
ちょうどいい所に、野良の猫が無の表情で空を見つめているではありませんか。
 
今回はこの子に協力してもらおうと思います。
彼女はカメラを向けるとウインクまでキメてくる、タレント猫顔負けの野良です。
 

 
すごい。前世はアイドルだったんじゃないか。
 
そんな君にはいつまでも元気でいてほしい!
というわけで、「元気アップ」のページを参考に前足をさすろうとすると……
 

 
おや?引っ込められたぞ?
視線も微妙にそらされてしまいました。
 
他のツボもイマイチなご様子で、撫でて欲しい場所はそこじゃないと言わんばかりに普段撫でている背中を向けてくる始末。
 
これはまずい。いつも触っていない場所を撫でられることに戸惑いを感じているようです。
これでは仲良くなるどころか嫌われかねません。
編集部日記ごときで推し猫に嫌われる訳にはいかないので、作戦変更です。
いつもの場所をぐでんぐでんになるまで撫でまわしつつ、隙を伺いましょう。
 

 
ぐでんぐでん状態の完成です。
正気に戻らないうちにそー…っと
 

 
失礼しますね。
脇の下の極泉、クリアです。
ここは老化防止に期待ができるそう。
 
続いて肩井。
 

 
ここはもう「好きにしてくれ」といった感じ。
 
眉間の攅竹は
……ちょっと場所的に緊張するので、後ろからつまんでいって、だんだん顔の前の方へ移動していく作戦で挑みたいと思います。
 

 
あっお客様、急な変顔はおやめください。
 

 
ちょっと休憩。再びの「ぐでんぐでんモード」。
……からの……
 

 
つまめた!意外と気持ちよさそう。
 
いろいろとツボを触ってみましたが、猫との信頼関係が何より大事だという結論に達しました。
嫌がるときは無理に触らないように、慣れてきたタイミングでそっと刺激してあげるのがよさそう。
なにはともあれ、ご協力ありがとう、猫。
 

 
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ハチマル

本業はデザイナーだが、成り行きで記事を書くことに。
好きなジャンルは時代小説・手芸本。

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