だれかに話したくなる本の話

読後感は「重くじっとり」 本屋大賞にノミネートされた「衝撃のストーリー」とは?

毎週月曜日から金曜日、朝7時から文化放送で放送中の情報ラジオ番組『The News Masters TOKYO』。さまざまニュースやトレンドについて、タケ小山さんとレギュラーコメンテーターが切り込んでいく番組だ。

その中で、本の目利きたちが出演し、今ビジネスマンが読んでおくべき本を紹介するコーナーがある。毎週火曜日の8時25分頃からの5分間のミニコーナー「トレンドマスターズTOKYO BOOK」だ。

3月5日(火)は、楽天ブックスの書籍チームから岩本莉子さんが、第16回本屋大賞ノミネート作の『ある男』(平野啓一郎著、文藝春秋刊)をピックアップした。

今回で第16回目を迎える本屋大賞は「新刊を扱う書店の書店員」の投票によって決まる文学賞で毎年大きな話題となる。

そのノミネート10作品に入った本作は、岩本さんいわく「衝撃のストーリー」なのだという。「ある男性」が亡くなった後に、名前も経歴もまったく別人だったと判明するところから話は始まる。「現実では起こりえないことだと思うけれど、誰でも他人の人生を生きてみたいということはあると思うんです。その意味で共感できるところはあるんじゃないかと」と岩本さん。

また、コメンテーターの楠木建さんが読後感について聞くと、「重くじっとりです」と岩本さん。そして、「そういう気分になりたいときは『ある男』ですね」とタケ小山さんがコメントしてコーナーを締めた。

The News Masters TOKYO公式ホームページ
・タイムシフト試聴はこちらから…radiko(The News Masters TOKYO)(3/11まで試聴可能)

(新刊JP編集部)

ある男

ある男

「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!

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