だれかに話したくなる本の話

「仲良し家族」でも要注意! 相続トラブルはなぜ起こるのか?

『ホントは怖い 相続の話』(ぱる出版刊)

どんな人でも他人事とはいかないのが「相続」。
「相続なんて資産家だけのもの」と考えられがちだが、そうではない。むしろ、大きな財産のない普通の家だからこそ、相続はもめやすい。そう語るのが『ホントは怖い 相続の話』(ぱる出版刊)の著者で税理士・公認会計士の木下勇人氏だ。

本書は「税理士が伝える相続とはこういうものだ」というイメージとかけ離れた内容となっている。そこには木下氏の「世の中にある相続の情報は相続税の節税に偏りすぎている、節税よりももっと大切なものを見失ってほしくない」という思いがあるという。

木下氏はまた、「うちの家族は仲がいいからもめるわけがない」というのも間違いだとしている。どんなに仲が良くても、財産らしい財産がなくても、もめる時はもめる。それが相続なのだ。

ホントは怖い 相続の話

ホントは怖い 相続の話

「知らなかった」では済まされない!
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×遺言書を書いておけば大丈夫
×財産が少ないから財産目録はいらない
×成年後見人を付ければ安心
……これらはすべて間違い!
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3000件の遺産相続に関わった相続専門税理士が教える「幸せなお金」の遺し方