『チャンスの神様と出会う方法』「チャンスの神様」は、あなたの近くに必ずいる。

連載

第2回目

目標の実現が遠のくNGメンタル

 目標を達成したり、会社で出世したり、あるいはお金持ちになったり……。
 こういう、「自分なりの成功」を収めるためには努力も大事ですが、それだけでは足りません。自分に巡ってくる数少ない「チャンス」を確実につかむことも、努力と同じくらい欠かせないことです。

 「チャンスとは何か?」は、人によって、あるいは目指しているものによって違うはず。でも、一つ言えるのは、チャンスは「待っているだけ」ではダメだということです。
 この連載では『チャンスの神様と出会う方法』(村川智博/著、現代書林/刊)から、チャンスをつかむために必要な要素を紹介していきます。2回目の今回は、「チャンスをつかめる人のメンタル」についてです。

「チャンスをつかめる人」は「あえて手放せる人」

 何かを達成しようとする時、ほとんどの人は「ゴール」から逆算して、「今何をすべきか」を考えます。これは巡ってくるチャンスに気が付く上でも必要なことで、とても大事な考え方です。
 唯一気をつけなければいけないことは「ゴールをブレさせないこと」。
 たとえば「社員がみんな幸せになれる会社を創る」というゴールを設定して起業したものの、事業が軌道に乗って大金が入ってくると、「このお金を手放したくない」という欲が出てきてしまう経営者がいます。
 こうなると、「手にしたお金を守る」というのがゴールにすり替わってしまい、最初に決めた「社員がみんな幸せになれる会社を創る」というゴールに向かうためのチャンスに気づくことができなくなってしまいます。
 「チャンスをつかんで成功できる人」とは、「真のゴール」に向かう過程で得た利益を「あえて手放せる」人なのです。

私利私欲はチャンスを遠ざける?

 自分のため、家族のため、世の中のためなど、目標に向かうためのモチベーションは人それぞれで、そこに良し悪しはありません。
 ただ、「自分のためにがんばる」という人は、「自分のため」が「他人への不信」につながらないようにしないといけません。
 チャンスというのは、おうおうにして他人が運んできてくれるもの。周りの人が自分を応援し、協力してくれるように、自分も周りの人を信じて、協力する姿勢は持っておきたいものです。

 普段の心がけによって、自分に巡ってくるチャンスの数も、そのチャンスに気が付けるかどうかも変わってきます。
 では、どんなことを考えて、どんなメンタルで毎日を過ごせばいいのか。本書では詳しく解説されていますので、夢や目標を実現させたい人も仕事で成功したい人も参考にしてみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

目次

第1章:
身近なチャンスを見つけ出そう!
  • チャンスのありかを探す
  • 前向きな言葉を使う
  • 願望を自分に問いかける
  • できる前提で考える
  • 意図して良いことを思い込む
  • 脳をワクワクさせる
第2章:
チャンスをつかんで前に進もう!
  • すべての可能性を洗い出す
  • 未来のために時間を割く
  • 目先の欲を手放す
  • 人のために行動する
  • 自分を追い込んで正しく悩む
第3章:
チャンスの流れにうまく乗ろう!
  • 時流に乗る
  • 流れを読んで準備する
  • 時代に応える力をつける
  • 新しい仕掛けを創る
  • モノの価値を客観的につかむ
  • 立ち位置を変えて早さで競う
  • 自力で答えを見つける
第4章:
自分からチャンスを呼び込もう!
  • 自分から変わる
  • スローガンをつくる
  • 人生に締め切りを設ける
第5章:
チャンスにいっぱい愛されよう!
  • すぐに実行する
  • 本を読む
  • 小さいことを積み上げる
  • ツイてる人から学ぶ
  • できそうもない目標を立てる
  • 高額セミナーに参加する
  • 講演会を主催する
  • いつも明るい自分でいる
  • 自分で人生を選択する

著者プロフィ―ル

村川 智博

ベクトルグループ代表取締役
1976年、岡山県岡山市生まれ。中学・高校時代から趣味でスニーカーや時計などの収集を始め、全国のコレクターとの売買の中でさまざまノウハウを蓄積。それをもとに、1997年には個人で古着屋を開業する。さらに、ネットオークションのスタート時から参入して一気に規模を拡大し、2003年にはアパレル品の買取販売を中心とした「有限会社ベクトル」を設立する。その後も岡山県内で店舗を増やすとともに、全国的なフランチャイズ展開にも取り組み、2014年現在ではグループ全体で74店舗にまで広げている。現在も、日本にリサイクル革命を起こすという自身の志のもと、画期的な提案を繰り広げている。
また、CSR活動にも積極的に取り組み、2012年からはセミナ一事業「ベクトル大学」もスター卜させ、多種多様のセミナーを提供している。
グループとしては、岡山から日本を元気にすること、人間力NO.1のグループになることなどを目標に、さまざまな企業と協力しながら常に進化を続けている。
2012年顧客満足度NO.1賞(楽天EXPO中四国)、OKAYAMAAWARD
2013大賞、2014年おかやまIT経営カ大賞、ヤフオク!Best Store Awards
2014ブランド部門・メンズファッシヨン部門受賞。

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