だれかに話したくなる本の話

日本を代表する企業の会議「30分・30秒・5秒」の使い方とは?

『トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術』

だらだらと長いだけの会議、上司の雑談に付き合わされる打ち合わせ、30分で終わるような会議を1時間で設定している定例報告会…などなど、会議や打ち合わせの類はむやみやたらと長くなりがちである。

会議が長引いた分だけ通常業務に割ける時間は減っていき、仕事が終わるのも遅くなる。必要以上に長い会議にいいことは何もない。一方で、この会議のムダを自覚的に削減して、素早い意思決定を行っている企業がある。トヨタ自動車だ。

トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術

トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術

成長して少し規模が大きくなると、多くの会社では「大企業病」が発生します。

社内の忖度と事なかれ主義がすべてを覆い、内向きの仕事に時間を取られているうちに、欧米企業と中国企業にすべてを取られる──そんな光景を、私たち日本人はここ数十年でどれだけ見てきたでしょうか?

ところが、どんなに企業規模が大きくなっても、そうした大企業病に侵されていないように見える日本企業があります。そう、トヨタ自動車です。

トヨタでは、結論が秒で出てきます。

おためごかしを嫌い、浮ついた若い奴は現場のオヤジさんたちに三河弁でガッツリどやされます。

本質志向の骨太なコミュニケーションがいまでもしっかり存在しているのです。