だれかに話したくなる本の話

「手元にお金が残る人」になるために知るべき4つの習慣

収入が多ければ経済的に余裕があり、少なかれば貧しい、と思われがちだが、実際はそこまで単純ではない。収入が多くても出ていくお金が大きければ生活はカツカツにもなるし、さほど収入はなくても、暮らしぶり次第で手元にお金が残る人もいる。

その意味で、お金に困らない人生を送れるかどうかは、収入よりも生活スタイルによるのかもしれない。では、「真のお金持ち=手元にお金が残る人」の生活スタイルとはどのようなものなのか?

ここでご自身を振り返ってみていただきたい。以下はすべてお金が手元に残らない人の習慣だ。

■「自分のお金」のことばかり考えていませんか?

お金持ちになる人の行動や考え方、習慣を解説する『『お金持ち列車』の乗り方 すべての幸せを手に入れる「切符」をあなたへ』(末岡よしのり著、東邦出版刊)によると、お金持ちになれる人ほど「人との出会い」や「利他の精神」が巡り巡って自分の利益になることを知っている。

もし、自分のことばかり考えていたという人は、商談や打ち合わせでこれから会う人を喜ばせることを考えてみよう。相手に与えた喜びは、いずれ自分に返ってくるものだ。

■お歳暮やお中元はありきたりの贈答品で済ませている

普段お世話になっている人に贈るお中元やお歳暮は、感謝の気持ちを伝えるいい機会。だからこそ、カタログの中から無難な贈答品を選ぶのではなく、相手のことに思いを巡らせて、相手が驚き、喜ぶものを選びたいところだ。

お金持ちは例外なく「サプライズ」がうまい。相手にインパクトを残すことのメリットを熟知しているのだ。

■「ケチ」と「節約」の違いがわからない

「ケチ」と「節約」は違う。お金持ちは不要なものにお金を使わず、節約上手だが、決してケチではない。必要だと判断し、お金をつぎ込む価値があると判断したものには出費を惜しまない。

自分にとって何が大切で、何であればお金をかけるべきかという、お金を使うことの意味を考えず、やみくもに出費を抑える人は、お金持ちになるチャンスを逃してしまう。

■安売り品につい手が伸びてしまう

お金持ちほど、一流の人や一流のものに触れる機会を大切にする。その理由は自分の目を養い、直感を磨くこと。そうすることで仕事に役立つ学びになるのだ。

彼らがブランド品を買いあさっていたとしても、それはただの成金趣味ではないかもしれない。高級ブランドは決して「ただ高いだけのもの」ではない。そこには伝統やモノづくりへのこだわり、哲学が詰まっている。それらに触れることで、自分の仕事について深く考えるきっかけになる。

安くていいものを安く済ませるのは問題ない。しかし、身の回りに安いものがあふれかえると、自分の成長の機会も失ってしまう。それは人生にとってはマイナスだ。決してブランド品を買え、高いものを買えということではなく、一流のものに触れる機会を持つべきということだ。だから、美術館に行って一流の絵画や彫刻を鑑賞するのもいいのではないか。

お金が自然に自分のもとに集まる人になれるか、お金を失う人になるかは、日常生活の行動習慣や考え方、仕事の姿勢にかかっている。

「お金持ち列車」に乗れる人になるために、本書から自分のやるべきこと、変えるべきポイントを学び取ってみてはいかがだろうか。

(新刊JP編集部)

『お金持ち列車』の乗り方 すべての幸せを手に入れる「切符」をあなたへ

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人生を列車に例え、「満員電車」から降りて「お金持ち列車」に乗り換える方法を紹介します。
「お金持ち列車」に乗って目的地までたどり着ければ、幸せな未来が待っています。

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