だれかに話したくなる本の話

告発から5年、今だから考えたいスノーデンの警鐘

『暴露:スノーデンが私に託したファイル』(新潮社刊)

国家や権力者が国民の行動や思想を監視する社会の形成は、かねてから様々な場所で「悪夢」として語られてきた。

古くはジョージ・オーウェルの『1984年』で描かれた双方向監視社会。しかし、当時はまだインターネットの可能性がまだ広く理解されていなかったこともあり「いずれ起こりうる最悪の事態」として位置づけられていたのみだった。

暴露―スノーデンが私に託したファイル

暴露―スノーデンが私に託したファイル

世界24か国で同時刊行された本書に書かれていることとは…?