だれかに話したくなる本の話

養老孟司が語る「個性的」になることの本質とは?

『「自分」の壁』(新潮社刊)

社会もビジネスもグローバル化という流れにあるなかで、「個性の発揮」「独創性」が重要視されるようになっている。

それ自体は、時代を反映したごく自然な流れなのだろうが、例えば仕事において、経営者や上司から「個性を発揮しろ」「独創性を持て」と言われても、何をどうすれば個性を発揮したことになり、独創性を持ったことになるのかわからない。
おそらく、そう言っている側も、それが具体的に何を指すのかは、わかっていないのではないだろうか?

「自分」の壁

「自分」の壁

「“自分探し”なんてやめなさい」、『バカの壁』著者のアドバイスとは?