だれかに話したくなる本の話

批判する力はメモを取ることから始まる 前川喜平×谷口真由美対談(2)

対談本を出版した谷口真由美氏と前川喜平氏

理不尽だらけの日本社会とどう向き合うべきか。
元文部科学事務次官として文部科学省の事務方のトップだった前川喜平氏と、法学者で全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美氏による対談本『ハッキリ言わせていただきます!』(集英社刊)が、出版2週間あまりで重版になるなど話題だ。

本書は「批判の方法」に始まり、教育や政治、社会、憲法などさまざまなテーマを二人が論じていく。関西弁で次々と問題にツッコミを入れる谷口氏と、自身のバックボーンを下敷きに淡々と政と官の内実を語る前川氏。その二人の切れ味は本書の読みどころだ。

今回、「プチ全国ツアー」として、2月下旬に大阪・東京・那覇で行われた出版記念イベントの合間をぬって、二人にお話をうかがった。その後編だ。
(新刊JP編集部)

ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題

最近の日本の政治、教育、社会……
ちょっとおかしなことが多すぎませんか?

世の中の動きに、何も言わずに黙ってスルーしていると、
いつのまにか物事がどんどんアブナい方向に進んでいたり、
私たちにとって、日本の未来にとって、とても重要な問題が
きちんとした批判に基づいてしっかり議論されることなく
短時間で決まってしまったりすることが増えています。

どう考えてもおかしなことが平然とまかり通ってしまう
理不尽だらけの日本の社会とどう向き合えばいいのか。
そこに不可欠な、健全な批判でもっと議論を深めるための
正しい「批判のお作法」をどうやって身につければいいのか。

大阪のおばちゃん、谷口真由美と、
奈良のおっちゃん、前川喜平ががっちり対談。
黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題に、
激アツトークで鋭くツッコミ入れさせていただきます!!