だれかに話したくなる本の話

「なんで私ってダメなんだろう…」と思ったら がんばりすぎの心がラクになる言葉

最近あんまりいいことがないと、ついつい「私ってダメだなあ」と自分を責めてしまいますよね。でも、まわりは頑張っているし、自分も頑張らないといけないと、気を張ってしまう。

そんな思いはもう手放しませんか?
「自分ってダメだな」は自己肯定感を下げてしまう悪い考え方。どんどん生きるのが苦しくなっていきます。

■仕事も人間関係も「いやだ」と思ったときの処方箋

「もう無理…」と思う前に、読んでほしい言葉が詰まった一冊があります。『頑張りすぎちゃうお仕事女子の心をラクにする68のこと』(あさ出版刊)です。

著者の服部結子さんは、Instagramで約8万人(5月14日現在)のフォロワーを持つ心理カウンセラー(@ h.yuiko613)。アカウントをのぞいてみると、写真やイラストではなくシンプルな言葉だけの画像で、頑張りすぎているお仕事女子、子育て女子に贈るエールが並んでいます。

この本は、そんなInstagramの投稿をもとに、毎日を頑張り、幸せになりたいと願う人たちへのメッセージがつづられています。

例えば、仕事も、人間関係も、日々の生活でさえも「いやだ」と思うときがあるはず。いやなことだらけの毎日は、とても憂鬱です。
そんなときは、「いやだ」という感情を無理やり消し去ろうとするのではなく、現状を打破するためのエネルギーにしませんか?

服部さんはこう述べます。

「いやだなあ」と思うことがあるのなら、
現状を大きく変えることができるかもしれません。
(略)
「私はこれがいやだ。
なら、どう変化したら私の気持ちはよくなるのかな?」
という視点を持ってください。
しっかり自分の気持ちに寄り添ってあげて、
「何がいやなのか」をはっきりさせましょう。
(p.143より引用)

いやなものは、どうしたっていやなのです。何がいやなのかをはっきりさせ、それを現状を打破するエネルギーに変えるべく行動に移しましょう。もちろん、そのときに、誰かの意見を聞く必要はありませんよ。

■自己嫌悪はダメ男に引っかかりやすくなる 自分を好きになるためには?

もう一つ、服部さんの言葉を紹介しましょう。

恋愛がうまくいかずに悩んでいるとき、「私ってなんでいつもこうなんだろう。私のこと、誰も好きにならないよね…」と自己嫌悪になりがちです。

自分のことが嫌いだと、「好きだよ。君のことが大切だよ」と言われると救われたような気持ちになってしまいます。ただ、そうした甘い言葉を簡単に言う人の中には、言葉とは逆に大切にしない人もいるのです。

自分が嫌いだと「ダメ男に引っかかりやすく、恋愛に苦労しやすい」と服部さん。

誠実で優しくて、自分のことを大切にしてくれる人と出会うためには、まず自分が自分を好きになることが大切です。

自分のことがなかなか好きになれないときの服部さんおすすめの方法は、「1日1つ、自分との約束を守り、“自分と”信頼関係をつくること」。 どんな簡単なことでもいいので、毎日続けていきましょう。

服部さんが「この本が、あなたのことを守るお守りのような存在になれたらとてもうれしいです」と言うように、ちょっと疲れたとき、いやになったとき、ため息が出そうになったとき、ページを開きたくなる一冊。

毎日頑張っているなかで、立ち止まりたくなるときもあります。そこで「なんで自分はダメなんだろう」ではなく、「私、頑張っているよね」と思える自分でいることが、毎日をしあわせにするために大切なのでしょう。

(新刊JP編集部)

頑張りすぎちゃうお仕事女子の心をラクにする68のこと

頑張りすぎちゃうお仕事女子の心をラクにする68のこと

毎日をラクに、しあわせに生きるための考え方のヒント集

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