だれかに話したくなる本の話

丸山ゴンザレスが見たルーマニアのマンホールタウンの真実

『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』(講談社刊)

貧困、難民、麻薬戦争、スラム街……世界の暗部や闇と呼ばれる危険地帯に実際に赴き、取材をする丸山ゴンザレス氏。

2019年に放送終了した『クレイジージャーニー』(TBS)で、普通の旅行者であればまず近寄らない危険な場所、あやしい場所を嬉々としてレポートする姿を見たことがある人は多いだろう。

そんな彼が、『クレイジージャーニー』では伝えきれなかったことをつづり、スラム街の貧困問題や麻薬取引など、世界が直面している問題をジャーナリストとして取材し、丸山氏の目線で考察するのが、『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』(丸山ゴンザレス著、講談社刊)だ。

世界の混沌を歩く ダークツーリスト

世界の混沌を歩く ダークツーリスト

危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが見た世界のうねり。麻薬戦争、マリファナ合法化、難民、貧困、ブラックビジネス、スラム街、大都市の陰影。世界中にあふれる様々な「闇」と、そこに生きる人々を追いかけ問い続けた、クレイジーな旅の記録。その後のストーリーと、作家・佐藤究との対談を新たに収録。