だれかに話したくなる本の話

元TBS宇垣美里、初のフォトエッセイ刊行で「こんな一面があるんだと思ってほしい」

3月末にTBSを退社した宇垣美里さんが20日、ファーストフォトエッセイ『風をたべる』(集英社刊)の発売を記念し、都内の書店でイベント行った。

書籍カバーを見ると、タイトルの『風をたべる』に「makan angin」という言葉が添えられているが、これはマレー語で「旅をする」という意味で、直訳すると「風をたべる」となるという。

本書は雑誌『週刊プレイボーイ』で連載中の「人生はロックだ!!」から厳選したコラムに加えて、沖縄での撮り下ろし写真が掲載された、宇垣さんの素顔が詰まった一冊となっている。
「2泊3日で弾丸(での撮影)だったんですが、その前後に仕事がすごく忙しかったので、沖縄でゆったりとした時間を過ごすことができました。ちょっとリラックスしているというか、ホッとしている表情が多いのかな」と宇垣さん。

また、本書のメインコンテンツとなるコラムでは、生い立ちから人生哲学や考え方、旅の中で出会った風景などがつづられており、自分の感情を、嘘をつかずに表現しているのも宇垣さんの文章の魅力の一つだ。

「勢いそのものに書いているので、喜怒哀楽がギュッと詰まっていると思います。感情があふれていますね。そのあふれる感情に名前をつけないと処理できないというか。(あふれる感情を)ぜんぶ言語化しているのかなと思います」と自身のコラムの書き方について語り、「こういう一面もあるんだと思っていただければ。(コラムを通して)また違う宇垣美里像をその人の中につくっていただけたらなと思っています」と本書をアピールする。

3月末をもってTBSを退社し、4月より芸能事務所のオスカープロモーションに所属となったが、今後はどんな肩書きで活動するのか聞かれると「私も自分がなんなのかよく分かっていなくて、まだ決める段階ではないのかな。これからそれを探していけたらいいなと思います」とコメント。「遠い場所で撮影をしたり、他局にも行ってみたい。今までできなかった経験をしたい」と今後の仕事に意欲を見せていた。


宇垣美里 ファーストフォトエッセイ『風をたべる』(集英社刊)

(新刊JP編集部)

宇垣美里 ファーストフォトエッセイ 風をたべる

宇垣美里 ファーストフォトエッセイ 風をたべる

話題のアナウンサー宇垣美里、待望の初エッセイ集!

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