だれかに話したくなる本の話

小説家と声優「表現者」としての違いとは? 平野啓一郎と速水奨が語る小説論、演技論(後編)

オーディオブック版『ある男』で朗読を担当した速水奨さん

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、事故で命を落とした里枝の夫・大祐に関する奇妙な相談を受ける。そこで明らかになったのは「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実だった…。

「私とは何か?」という問いとともに「愛」をテーマにした本作は小説としても高い評価を受けている平野啓一郎氏の最新作『ある男』(文藝春秋刊)。

そのオーディオブック化を記念して平野氏とオーディオブックで朗読を担当した、声優・速水奨氏のお二人に本作への思いとお互いの仕事についてお話をうかがう対談企画。小説家と俳優、分野の異なる表現者ならではの話が展開するインタビュー。その後編をお届けします。

「インタビュー前編」はこちらから

ある男

ある男

「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!