話題の著者に聞いた、“ベストセラーの原点”ベストセラーズインタビュー

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影の中の影

『影の中の影』

  • 著者: 月村 了衛
  • 出版社: 新潮社
  • 定価: 1600円+税
  • ISBN-10: 4103395311
  • ISBN-13: 978-4103395317
インタビューアーカイブ
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『また、同じ夢を見ていた』
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『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』
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『影の中の影』
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斎藤 惇夫さん
『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』
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『悪の力』
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『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』
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『さりげなく思いやりが伝わる大和言葉』
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『アンタッチャブル』
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『水死人の帰還』
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『沈みゆく大国アメリカ 逃げ切れ!日本の医療』
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『あいるさん、これは経費ですか? 東京芸能会計事務所』
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『徘徊タクシー』
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『影の中の影』著者 月村了衛さん

 出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
 第76回となる今回は、9月に発売された最新作『影の中の影』(新潮社/刊)が好評の月村了衛さんが登場してくださいました。
 『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』が第68回日本推理作家協会賞と、今最も注目される小説家といっていい月村さんですが、『影の中の影』はそれらを凌ぐ「最高傑作」という声があがるほど大きな支持を集めています。
 アクションあり、冒険あり、そしてサスペンスとヒューマン・ドラマの要素も併せ持つこの作品がどのように作られていったのか、月村さんに語っていただきました。

interview index

  1.  新しい警察小説『影の中の影』の創作秘話
  2.  個人の中の「悪」を書く! エンタメ小説の新しいステージ
  3.  「この男たちの運命に手に汗握ってほしい」
  4.  取材後記

新しい警察小説『影の中の影』の創作秘話

― 月村さんの新刊『影の中の影』は、理由あって日本で潜伏生活を送り、アメリカへの亡命を企てるウイグル族の亡命者たちと、彼らを見つけ出して始末しようとする中国が送り込んだ特殊部隊、そして亡命者たちを助けるべく特殊部隊と戦う「カーガー」景村瞬一と日本の暴力団員らの攻防が最大の見どころです。スケールが大きく緊張感あふれるエンターテインメント作品となっていますが、この小説の最初のアイデアはどんなものだったのでしょうか。

著者近影

月村: 「新しいヒーロー像をつくり出そう」というのが出発点でした。出版社からの依頼として、警察小説とか冒険小説を書いてほしいというものが多いので、そうするとやはり魅力的な主人公を、という話になるんです。
じゃあどんな主人公がいいかと考えた結果、「元キャリアの警察官」でいこうということでいったんはまとまりかけたんですよ。詳しく言えば、「公安のテクニックやシステムを作り上げた男」ですね。
だから、必然的に舞台は戦後間もなくの時代になります。現在につながる公安の組織を作り上げたわけですから、主人公は当然ものすごく優秀なのですが、若さゆえの思いあがりや傲慢さもある。そんな人物が何かのきっかけで「追われる立場」になった時どうするだろうか、と考えました。敵は国家権力であり公安ですから様々な仕掛けで追い込んできます。ただ、そのシステムやノウハウを作ったのは主人公自身ですから、返し技もわかっているわけです。
そんなわけで、ふとしたことから追われる立場になった元キャリアの警察官が、公安側が仕掛けた数々のトラップをかいくぐって逆襲するという話を編集者の皆さんと打ち合わせをしながら考えたら、それはおもしろいと乗り気になってくれました。私もすっかりやる気になってですね、家に帰ってプロットを書こうとしたんですよ。そしたら、あれっ?と……。

― どうしたんですか?

月村: 実際に取り掛かろうとして、ものすごく難しいことに気がついたんです。主人公が公安の追い込みを切り抜けていく話を書くには、公安のテクニックやノウハウを10個や20個は用意しないといけないでしょう。たくさんの仕掛けをことごとくかわしていくから面白いんですから。でも、とてもじゃないけどそんなに思いつかなかった。
まして、終戦間もない頃とか、昭和三十年代が舞台ですから、たとえば道路一本とっても、この道が当時あったかどうか、というようなことを調べないといけないわけです。当時の地図は探せばあるはずですが、地図があったとしても、そこの街並みだとか建物の感じまで書くのはちょっと難しいだろうと。藤田宜永さんなどはそういった資料や地図を長年集積なさっていて、きちんとお書きになっているのですばらしいなと思いますが、私はそこまで準備がないものですから。

― 構想を考え直さないといけなくなってしまった。

月村: そうですね。もう一度新潮社に行きまして、「すいません、やっぱりだめでした」と(笑)。じゃあどうしようかという話になるわけですが、舞台はやはり現代じゃないと商業的に難しいという気はしていました。読者がついてきてくれないだろうと思っていた。
でも、物語にスケール感を出したい思いはありましたし、すごいヒーロー像を新しくつくり出したとして、そのヒーローが背負っているものは昨日今日だけではないはずでしょう。重いものをたくさん背負いこんで今日まで生きてきた歴史があるはずです。そういうことを踏まえて、どんな主人公、どんな構成がありえるかを考えていった時に頭に浮かんだのはトレヴェニアンの『シブミ』でした。邦訳されたのが1979年で、当時かなり話題になった本です。主人公のニコライ・ヘルは西洋人ですが日本育ちで、戦中戦後の日本で孤児として過ごし、数奇な運命を経て日本の軍人に育てられます。その過程で日本の“囲碁”を通して、その真髄である“渋みの境地”に達し、「世界最強の殺し屋」と呼ばれるまでになる。
これ、日本人が聞くと「はあ?」という感じですよね。

― たしかに。「囲碁」と「殺し屋」は結びつきません。

月村: 要するに「わび・さび」を表現したかったんでしょうが、日本的な「わび・さび」や「禅」の感性を身につけた世界最強の殺し屋、と言われても我々日本人にはピンとこないでしょう。でもそれが欧米の読者には受けたんです。日本でも広く読まれました。
ところで、かつては「最強の殺し屋」と呼ばれたニコライ・ヘルですが、もう引退して隠居しています。そこに、ある少女がやってきて、助けを求める。70年代の小説ですから少女を追っている勢力にはオイルマネーが絡んでいて、背後にはアメリカがいます。ニコライからしたら助ける義理はないんだけど、彼はその少女を助ける。これが冒頭です。
こんな始まり方だと、その後も少女を追う巨大な敵とニコライの戦いが全編にわたって繰り広げられると思うじゃないですか。でも、実際はそうじゃなくて、冒頭の1割が終わると、後の8割はずっと日本の戦中戦後の話で、ニコライがいかにして“渋みの境地”に達したかという話が延々続く、つまり「回想」がずっと続くわけです。そして、ラストの1割で少女を追う敵を倒してパタパタっと決着がつく(笑)。
「回想」が主になってしまっていて妙な造りのように思えますが、冒険小説ってそういうのが読みどころだったりするんですよ。『シブミ』でいえば、異文化である日本で成長していくニコライの姿こそが読みどころなんです。ただ、同じような構成の小説を今私が書いても絶対受け入れられないでしょう。

― 8割が回想シーンでは、読者は戸惑うかもしれませんね。

月村: そう、ずっと回想なんです。似たような構成の小説だとデンゼル・ワシントン主演の「マイ・ボディガード」という映画の原作になっているA.J.クィネルの『燃える男』もそうですね。
酒で身を持ち崩した元兵士が人にあっせんされて、ある女の子のボディガードをすることになる。その仕事を通じて彼は立ち直りかけるんですけど、ある陰謀に巻き込まれて女の子が殺されてしまい、再び彼はどん底まで落ちてしまう。その後は普通なら、主人公が絶望から這い上がって、女の子を殺した勢力との戦いがメインのストーリーになると思いますよね?

― 違うんですか?

月村: そうはならないんですよ(笑)。最終的に女の子の仇は討つんですけど、それは最後の最後だけで、そこまではシチリア島に行って漁師と一緒に魚を獲ったり、海を眺めたり、畑を耕したりという場面が延々と続く。つまり、メインはどん底に落ちた男が立ち直る過程なんです。
70年代、80年代までは、そういった登場人物の「魂の遍歴」を書いた物語も冒険小説として受け入れられていたんです。内藤陳さんや北上次郎さんが冒険小説論を打ち出しておられた頃は、「冒険小説」っていうのは国際謀略小説もあり、ポリティカルフィクションもありと、広くエンターテインメント小説を包括する概念でした。でも、今は海賊ものだとか「インディ・ジョーンズ」のような物語だけが冒険小説だと思われているところがあります。
そういう状況の中で読者に受け入れてもらえる小説を書いていかないといけないわけですから、『シブミ』や『燃える男』の魂が入っているものを書くとしても、同じような構成にするわけにはいきません。だから、現代を舞台にしつつ、過去がメインにならない程度に主人公の回想を入れるという構成にしました。

― その主人公が「カーガー」こと景村瞬一ですね。彼はある事件をきっかけに世界の闇の部分で生きることを決意した元エリート警察官ですが、強さと優しさを兼ね備えていて魅力的でした。

月村: ありがとうございます。先ほどの『シブミ』ではないですが、現在にいたるまで彼がどんなものを見て、どんなことを考えてきたのかということが大事なので、彼の過去の描写は丹念に書く必要がありました。今でも、「まだ足りないんじゃないか」と思っているくらいです。そうやって彼の地獄巡りのような場面を特に気合いを入れて書いたら、彼がどういう境地に達しているのかということを私自身が書きながら発見することもありましたし、読者の方にも共感してもらえたようなので、結果としては良かったかなと思っています。

個人の中の「悪」を書く! エンタメ小説の新しいステージ

― 「カーガー」が会得したロシアの武術「システマ」の理論が作中に散りばめられていて興味深かったです。システマの関係者からもこの作品は好評のようですね。

著者近影

月村: 日本にもシステマの道場があるのですが、そこのトップの方が紹介してくださっているようです。本を持って写っている写真を送っていただきました。

― 中国から送り込まれた暗殺部隊と日本の暴力団が戦うというワクワクするような設定ですが、驚かされたのは細部です。当然多数の死人が出るわけですが、その死に様が実に多様かつリアルでした。リアリティを持たせて死を書くために大事にしていることはありますか?

月村: 本気で書いているということに尽きるでしょうね。登場人物に和久井という暴力団員がいるのですが、彼が死の直前に自分たちが守ろうとしているウイグル人の親子と、生き別れになった自分の妻子を重ね合わせる場面があります。私にも子どもがいるので、そういう場面は泣きながら書きましたね。

― 暴力団員のような「反社会勢力」とされる人々の書き方も、一般的な善悪を超えて書かれていますね。

月村: 反社会勢力なので当然「悪人」ではあります。ただ、中国の特殊部隊と相対するということになったら、いかに暴力団員だといってもそこはもう善も悪もなく戦うしかない。そこは単純に、日本の武闘派暴力団が中国の特殊部隊と戦ったらおもしろいんじゃないか、という興味からそうなったということです。

― 個人的には樋口というキャラクターが一番好きです。性癖として人を殺さずにいられないため、暴力団の中でしか生きられない彼が、戦闘では非常に頼りになる。

月村: 作中でジャーナリストの曜子も言っていますが、こういう人間じゃないと中国の特殊部隊には勝てないだろうということですね。曜子にとっては、その性癖によって人を殺すことを知りつくしている樋口のような人間がたまたま味方にいたおかげで生き延びることができた。緊張感があると先ほど言っていただきましたが、それはこういう部分が生んでいるんだと思います。

― 前作の『土漠の花』もそうですが、月村さんの最近の作品からは国際情勢への強い関心が感じられます。

月村: 現代も含めて、時代というのは歴史のうねりであって、その中で個人がいかに戦っていくかというのは冒険小説の一つのテーマだと思っています。そういうものを書いていくには、現代がどういう時代かを理解していないと話にならないでしょう。
だから、いつか小説という形で表現しようと思いつつ、資料や情報は何十年も前から蓄積しています。強く感じるのは、やはり9.11テロの前後で世界情勢は大きく変わったんだなということです。
たとえば、アフガニスタンのタリバンはアメリカが育てたようなものなのに、9.11が起こると一転してアメリカの敵になりましたし、それに伴ってテロ情勢やテロ組織の勢力図が変化していった。そのせいで使えなくなってしまった資料もありました。

― 特に近年は変化のスピードが速く、国際情勢もめまぐるしく変わります。情報を追うのも大変そうですね。

月村: 今は人類史上かつてないほど変化が激しい時代だと思います。近代になって変化が激しくなったといわれていますが、今はそんなレベルじゃない。
そうなると、小説を書くときのプロットの作り方なども変わってきます。ソ連が崩壊し、ドイツが統一されて冷戦が終わったわけですが、当時「これからはスパイ小説が書きにくくなるんじゃないか」ということがよく言われていたんです。でも、私はそうじゃないと思っていました。
それまでは旧ソ連などの共産主義陣営を悪役にしていればよかったのが、自由主義陣営と共産主義陣営の対立という構造がなくなって、そうもいかなくなりました。双方にとって世の中の「悪」と呼ばれるものが見えにくくなってきたんです。ただ、それは人間本来の「悪」の在り方によりシンクロしてきたということうじゃないかと私は思っています。
今、世界に遍在している悪はテロや民族紛争といった形で表れます。それを考えると人間社会で暮らす一人ひとりの心の中に悪はあるわけです。エンターテインメント小説はそれらを表現していくステージに来たのではないかと思っています。

「この男たちの運命に手に汗握ってほしい」

著者近影

― 月村さんご本人についてもお聞きしたいです。小説家になる前は脚本家のお仕事をされていたそうですね。

月村: 10年くらい前に廃業していますが、前職は脚本家です。

― 小説を書こうと思ったのはその後ですか?

月村: それは最初からで、昔から小説家になりたかったのですが、たまたま運命のいたずらというか、出会いがあったんですよ。私は早稲田大学の文芸学科を出ていまして、文学と並行して演劇や映画の勉強もしていたのですが、それを知っている人から脚本をやってみないかと声をかけられて。私もそれでお金がもらえるなら建築現場でバイトしているよりはいいなと思ってやってみることにしました。「ただし使えなかったらそこまで」と最初から言われていました。それはいいのですが、ほどほどに仕事があったこともあって、小説の方に戻ってくるのに長い年月を要してしまいました。このあたりはいろいろあったので、話し出すといくらスクロールしても終わらないインタビューになってしまいますよ(笑)。

― 作家志望だから脚本の仕事に誘われたのでしょうか。

月村: そんなことはないと思います。それに、一度やってみて自分には向いてないなとずっと思っていました。しかし脚本家時代に手がけた作品に関しては今でも誇りを持っていますし、その都度全力でやったという自負はあります
脚本家をやってから小説家になったせいか、脚本の経験が小説の方にも生きているのかとよく聞かれるのですが、これはもう何の関係もないと断言できます。小説と脚本はまったく別のメディアです。完全に別物なのですがあまり理解してもらえないみたいです。

― 今後、書いていきたいテーマがありましたら教えていただきたいです。

月村: それはもうたくさんあるのですが、デビューが遅かったものですから、書ききる前に死んでしまうんじゃないかと気が気じゃないですよ。『機龍警察』が完結するまで生きているか自信がないと言ったら「書いてから死ね」となぜか版元ではない新潮社の担当編集に怒られてしまいました。

― 月村さんが人生に影響を受けた本がありましたら、3冊ほどご紹介いただけますか?

月村: 絞るのが難しいですよね。本当は100冊くらい挙げたいところですけど、あえて3つとするなら、「シャーロック・ホームズシリーズ」と山田風太郎さんの『魔界転生』、あとは、ジャック・ヒギンスの『鷲は舞い降りた』でしょうか。
ホームズは、最初に読んだのが『バスカヴィル家の犬』なんですけど、特別に好きな話があるわけではなくて、シリーズ全体が好きです。
それと『鷲は舞い降りた』については、どこがいい、どこが泣けるという話を現在発売中の「ミステリマガジン 11月号」で語っていますので、興味がある方は読んでみていただきたいですね。ファンの一人語りみたいになってしまっているのですが…。

― 最後になりますが、読者の方々にメッセージお願いします。

月村: 『影の中の影』はありがたいことにご好評をいただいておりまして、自分としても手応えを感じる作品になりました。作者としては、読んでいただきたいというのはもちろんなのですが、それ以上にこの男たちの運命に手に汗握ってほしい、この事件に関わった人々がどう成長するのか、あるいは成長しないのかということを見届けてほしいという気持ちです。

取材後記

 登場人物の死に涙を流すほど執筆に没入するという、その作品への熱度にお話を聞きながら鳥肌が立ちました。その熱と、エンターテインメント小説を広く深く網羅する知識の厚さが、一気読みせずにはいられない月村さんの作品群の源泉なのかもしれません。
『影の中の影』と前作『土漠の花』を読んで取材に臨みましたが、これで終わってはもったいない、と文庫になった『機龍警察』を買った帰り道でした。
(取材・記事/山田洋介)

月村了衛さんが選ぶ3冊

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『バスカヴィル家の犬』
著者: コナン・ドイル (著), 延原 謙 (翻訳)
出版社: 新潮社
価格: 520円+税
ISBN-10: 4102134077
ISBN-13: 978-4102134078
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『魔界転生』
著者: 山田 風太郎
出版社: KADOKAWA / 角川書店
価格: 743円+税
ISBN-10: 4041356717
ISBN-13: 978-4041356715
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『鷲は舞い降りた』
著者: ジャック ヒギンズ (著), Jack Higgins (原著), 菊池 光 (翻訳)
出版社: 早川書房
価格: 1000円+税
ISBN-10: 4150408343
ISBN-13: 978-4150408343
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プロフィール

■ 月村了衛さん

1963年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。 2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。2015年、 『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)と、驚異的なペースで受賞を重ねている。他の著書に『一刀流無想剣 斬』『黒警』『機龍警察 未亡旅団』『機龍警察 火宅』『』などがある。(出版社サイトより)

公式サイト「月村了衛の月録」(http://d.hatena.ne.jp/ryoue/

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『影の中の影』
著者: 月村 了衛
出版社: 新潮社
定価: 1600円+税
ISBN-10: 4103395311
ISBN-13: 978-4103395317

作品紹介

人民解放軍の生体実験で数千人が村ごと消滅――。恐るべき虐殺から逃れて日本潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。なぜか警察も黙認する凶行から彼らを救ったのは、闇に葬られた伝説の男、景村瞬一。次々と忍び寄る中国最強の暗殺部隊相手に、義に殉ずる男たちの熱き死闘の一夜が始まる!(出版社サイトより)

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