革命対談
インタビュー

大橋 「自分の業務管理をするシステムは自分で作っているので、助かっています」

上田 「それはいいなあ(笑)」

上田 「自分自身の中に“革命”を起こし、さらに出会った人々にも革命を起こし続けている著名人とざっくばらんに語り合う『革命対談』、今回はアルファブロガーであり、ベストセラー作家である大橋悦夫さんにお越しいただきました。大橋さん、よろしくお願いします」
大橋 「よろしくお願いします」
上田 「今回、大橋さんのプロフィールを拝見させていただいて気付いたんですけども、大橋さんって元々エンジニアだったんですね」
大橋 「そうですね、社会人になって初めの4年間はエンジニアをやっていました」
上田 「どのように今のアルファブロガーであり作家である大橋さんになっていったのでしょうか」
大橋 「『革命』っていうほど派手なことはないですよ。
僕は日本語教師になりたかったので、言語学を教育に応用する応用言語学を専攻していたんです。

でも、その途中でコンピュータに出会って、そっちのほうがおもしろくなっちゃったんですね。それまでは計算機でしかなかったコンピュータが様々な機能を持った。

そうなると自然言語も分析・処理ができる、ということで“日本語を教えるのもいいけど、コンピュータも極めてみたいな”と思い始めたんです。それで、日本語教師になるためには大学院に進まなければいけなかったのですが、大学院には行かずに就職しました」
上田 「それがエンジニアの会社だった、と」
大橋 「そうですね。内定をもらったところは、システム開発をする会社ばかりでした。僕自身言葉にこだわりがありましたし、仕事は言葉なしにできないことを考えると、言葉を大事にしている人と一緒に仕事がしたかった。だから、エンジニアでありながらも言葉を大事にしていると感じた会社を選んで入りました」
上田 「コンピュータがお好きなのはもちろんですが、その前に言葉へのこだわりがあったわけですね」
大橋 「ええ、エンジニアにしてもエンジニアのことだけがわかればいいわけじゃないんです。お客さんはコンピュータのことが分からない人が多いので、そういった人にもわかりやすく、相手の専門を理解して、相手の言葉でコミュニケーションを取らなければいけません」
上田 「どちらかというとエンジニアよりもプロデューサーに近い感じですね」
大橋 「ええ。ただ、やっていたことは朝から晩までずっとパソコンに向かってプログラムを組んだり、ということでしたよ。タイピングのスピードが命、みたいな。

でも、それは今の仕事にも役だっていますね。お客さんからお金をもらってシステムを作ることはやっていませんが、自分の業務管理をするシステムは自分で作っているので、助かっています」
上田 「それはいいなあ(笑)」
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